「精神科に行ってみたいけれど、どこに行けばいいんだろう…」
「受付で何を話せばいいかわからない」
「自分の悩みで本当に受診していいのかな…?」
PSWとして日々相談を受けていると、
精神科を“初めて”受診する人の多くが、こんな不安を抱えています。
でも大丈夫。
精神科の受診は特別なことではなく、
「心の状態を整えるための選択肢の一つ」にすぎません。
今日は、初めての受診で戸惑わないように、
病院選びのポイントと
受付で伝えるべきことのチェックリスト
を、やさしく整理してお伝えします。
① まずは、精神科受診が“普通のこと”だと知ってほしい
「こんなことで行っていいのかな…」
「もっとつらい人じゃないとダメなんじゃ…」
そう思い込んで受診を何年もためらう方を何度も見てきました。
でも実際には、
- 眠れない
- 不安が続く
- 仕事に行くのがつらい
- 気分が落ちて何も手につかない
- イライラしやすい
- パニックが起きる
- 家にこもりがちになる
こうした“日常で感じる変化”こそ、精神科で相談すべきサインです。
「大きな問題がないと受診してはいけない」わけではありません。
早めに相談するほど、回復のスピードも早くなります。
② 精神科の病院・クリニックの選び方
精神科といっても、種類や特徴はさまざまです。
選ぶときは、次のポイントを参考にしてみてください。
✔ 個人のクリニックか、大きめの精神科病院か
● 個人クリニックがおすすめのケース
- 通院しやすさを重視したい
- 比較的軽~中等度の症状
- 仕事を続けながら治療したい
- 家の近くで気軽に相談したい
● 精神科病院がおすすめのケース
- 症状が強く、じっくり診てほしい
- カウンセリング・デイケアなど多機能の支援を受けたい
- 入院治療の可能性を相談したい
- 夜間の不調や安全面が気になる
✔ 通いやすさは最優先
精神科通院は「継続」が大事です。
家から遠いと、良くなってきたときに通院が負担になります。
- 自宅や職場から行きやすい
- 予約が取りやすい
- 平日・土曜など都合が合わせやすい
このあたりは重視してOK。
✔ 「専門性」を見ると失敗しない
精神科といっても得意分野があります。
- うつ・不安
- 発達障害
- 思春期・青年期
- 認知症
- 依存症
- カウンセリング重視
- 家族支援が強い
不安があれば、電話で
「こういう症状なんですが、こちらで診てもらえますか?」
と聞いて大丈夫です。
③ 【完全保存版】受付で伝えるべきことチェックリスト
初診では「何を話せばいいの…?」と皆さん迷います。
でも、一言一句きれいに話せなくても大丈夫です。
まずは、この項目を“受付か問診票”で伝えられれば十分。
初診の流れがとてもスムーズになります。
📝 受付で伝えるべきこと(最重要)
✔ ① 今、困っている症状
- 眠れない
- 不安が続く
- 動けない
- 涙が止まらない
- 食欲がない
- パニック
- 仕事に行けない
- 外に出られない
など
※「うまく言えない」でもOK。
“最近こういうことがあって…”と状況だけでも充分です。
✔ ② いつ頃から続いているか
- 数日
- 数週間
- 数ヶ月
- ○月頃から…
だいたいでOK。
✔ ③ 生活への影響
- 仕事を休んだ
- 家事ができない
- 寝込む日が増えた
- 食事がとれない
- 外出できなくなった
など
✔ ④ 過去に精神科・心療内科へかかったことがあるか
- 服薬歴
- 通院歴
- カウンセリング歴
- 他の病気の治療状況
✔ ⑤ 希望があれば“伝えていい”こと
- カウンセリングを受けたい
- 仕事のことを相談したい
- 家族も一緒に聞いてほしい
- 症状の名前を知りたい
- 診断書が必要
- リワークを検討している
など
精神科は“要望を言っていい診療科”です。
④ いざ受診!よく聞かれる質問のイメージ(心構え)
医師との面談では、こんなことを聞かれるケースが多いです。
- 今一番困っていること
- 生活リズム(睡眠・食事)
- 職場や学校の状況
- 家での様子
- ストレスの原因
- 過去の治療歴
- 家族歴
すべて“正確でなくてOK”。
ざっくりした説明で十分伝わります。
⑤ 不安を軽くするためにできる、3つの準備
初診の日までに、次のことをしておくとスムーズです。
🌱 ① メモを1枚だけ作っておく
書くのは3つだけ:
- 困っていること
- いつから続いているか
- 生活への影響
これで充分。
🌱 ② 同行してくれる人がいれば一緒に行く
家族・友人など、安心できる人と行くだけで負担が軽くなります。手続きや医療への同意など、友人では対応が難しいこともあります。そのため、友人よりも家族の同伴をお勧めしますよ。
🌱 ③ 無理に“全部話そう”としない
医師もスタッフも、話し方で判断しません。
伝えられることだけ伝えればOK。
🌈 まとめ
精神科受診は、悩んでいる人が“心を整えるための手段のひとつ”です。
専門職としていえるのは…
「受診を迷っている時点で、すでに受診していい状態」です。
あなたの不安は、あなただけが抱える必要はありません。
病院選びのポイントを押さえ、
受付で必要なことだけ伝えれば、初診は安心して迎えられます。
一歩を踏み出すあなたを、心から応援しています。



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