「電車の中で発作が起きたらどうしよう」
「見た目は元気そうに見られるけど、実は立っているのが辛い」
「パニックになった時、うまく言葉が出ない…」
外出すること自体に、大きなエネルギーを使っていませんか?
そんな不安を抱える方のカバンに、そっと寄り添う「ヘルプマーク」。
街なかで見かけることも増えましたが、
「私が持ってもいいのかな?」 「どこに行けばもらえるの?」 「申請とか、手続きが大変なんじゃない?」
と、遠慮してしまっている方も多いようです。
今回は、外出のお守りとなる「ヘルプマーク」について、やさしく解説します。
そもそも「ヘルプマーク」って誰のためのもの?
赤い下地に、白いプラスとハートのマーク。 これは、「外見からはわからなくても、援助や配慮を必要としていること」を周囲に知らせるためのマークです。
❓ 私が持ってもいいの?(対象者の基準)
一番多い誤解がこれです。 「障害者手帳を持っていないと、もらえないと思っていませんか?」
実は、手帳は必須ではありません。 基準はとても広く設定されています。
- 義足や人工関節を使用している方
- 内部障害や難病の方(心臓病、腎臓病など)
- 精神疾患、知的障害、発達障害のある方
- 妊娠初期の方
- その他、援助や配慮を必要としている方
👉 「疲れやすくて、電車で座りたい」
👉 「パニック発作の不安がある」
👉 「突発的な体調不良が怖い」
こういった理由でも、「社会生活で配慮が必要」であれば、対象になり得ます。 「私なんかが…」と遠慮しなくて大丈夫なんですよ。
どこで貰えるの? 手続きは面倒?
「役所の窓口で、詳しく事情を説明しなきゃいけないの?」 と不安になる方もいるかもしれませんが、多くの自治体ではとてもシンプルです。
📍 配布場所(一般的な例)
自治体によって異なりますが、主に以下の場所で無料配布されています。
- 市役所・区役所の「障害福祉課」などの窓口
- 保健所・保健センター
- 都営地下鉄などの駅務室(※地域によります)
📝 受け取り方
多くの窓口では、「ヘルプマークをください」と伝えるだけで受け取れます。 申請書の記入が必要な場合もありますが、
基本的には:
- 障害者手帳の提示は「不要」な場合がほとんど
- 郵送対応してくれる自治体もある
- 家族や支援者が代理で受け取ることも可能
「対面で説明するのが怖い」という方は、事前に自治体のホームページで「郵送対応」があるかチェックしてみるのがおすすめです。
カバンに付けるだけで得られる「3つの安心感」

ヘルプマークは、ただの目印ではありません。 外出のハードルを下げるための、心理的な効果も大きいのです。
① 「説明しなくていい」という安心
万が一、外出先で倒れたり動けなくなったりした時。 マークの裏面にはシールが貼れるようになっていて、
- 緊急連絡先
- かかりつけ病院
- 「発作時は、そっとしておいてください」
- 「パニック等の時は、やさしく声をかけてください」
など、「してほしい対応」を書いておくことができます。 言葉が出なくなっても、マークがあなたの代わりに伝えてくれます。
② 優先席に座る時の「罪悪感」が減る
「若いのに座って…」という視線が怖くて、辛くても我慢してしまう。 そんな時、ヘルプマークがあることで、 「事情があって座っています」という無言のメッセージになります。 これだけで、気持ちがスッと楽になる方が多いのです。
③ 「お守り」としての効果
「何かあったら、これを見てもらえばいい」 そう思えるだけで、予期不安(また具合が悪くなるかも…という不安)が和らぎ、 「今日はちょっと遠くまで行ってみようかな」 と、一歩踏み出す勇気に変わることがあります。
🌈 まとめ:あなたの「安心」のために使っていい
ヘルプマークは、 「重い障害がある人だけのもの」ではありません。 「安心して外に出たい」と願う、あなたのための道具です。
もし、外出のたびにドキドキして疲れてしまっているなら。 まずは一本、カバンに付けてみませんか?
その赤いマークは、きっとあなたの心強い味方になってくれるはずです。
「私の住んでいる地域ではどこでもらえる?」 と気になった方は、
「〇〇市 ヘルプマーク 配布場所」 で検索してみてくださいね。



コメント