#36 復職するときに気をつけること。
無理なく仕事に戻るための「ペース」と「考え方」

医療のヒント

「そろそろ復職できそうだけど、正直すごく不安…」

「また同じように体調を崩してしまわないか心配」

「休んでいた分、どこまでできるか分からない」

休職から「復職」を考えるタイミングは、期待よりも不安が大きく膨らむ時期です。

・ちゃんと今まで通り働けるだろうか ・周りに迷惑をかけないだろうか ・元の状態に早く戻らなきゃ……

こうした焦りや不安な気持ちになるのは、とても自然なことです。 でも、PSWとしてまず最初にお伝えしたいことがあります。

👉 復職は「休む前の100%に戻ること」ではなく、「新しい自分での再スタート」です。

この記事では、 ✔ 復職前に考えておきたいこと ✔ 無理なく戻るためのペース ✔ 再休職を防ぐためのポイント をやさしく整理します。


① 「元通り」を目指さなくていい

復職するとき、一番陥りやすい罠が 「以前と同じように(バリバリと)働かないといけない」と思い込んでしまうことです。

でも、 👉 最初から元通りを目指さなくて大丈夫です。絶対にやめてください。

病み上がりの体で、いきなりフルスロットルで走れば、必ずまたエンストしてしまいます。 まずは、 ✔ できる範囲の業務から始める ✔ 職場の空気に「少しずつ慣れていく」

この考え方を持つ方が、結果的に 👉 長く安定して働き続ける ことができます。


② 復職は「段階的(慣らし)」が基本

多くの職場では、復職にあたって ✔ 短時間勤務からのスタート ✔ 業務量や責任の調整 など、「慣らし勤務(リハビリ出勤・試し出勤)」 を段階的に行うことが可能です。

例えば、 最初は 👉 「午前中だけ」「1日4時間勤務」 慣れてきたら 👉 「少しずつ時間を延ばして、数ヶ月後にフルタイムへ」 という流れが基本です。

👉 「いきなりフルタイムで完璧に」でなくてOK という大前提を忘れないでください。


③ 【要注意】一番無理をしやすい時期の「罠」

実は、復職直後というのは 👉 「一番頑張りすぎてしまう危険な時期」 でもあります。

・長く休んでしまった「負い目(罪悪感)」 ・遅れを取り戻したいという「焦り」 ・周りに迷惑をかけたくないという「過剰な配慮」

こうした気持ちから、無理をして笑顔を作ったり、仕事を抱え込んだりしてしまいます。 ただ、👉 この時期の無理は、数週間後にドッと疲れが出て「再発・再休職」に直結しやすい ため、意識してブレーキを踏む必要があります。


④ 自分の「疲れ方」を意識する

復職後は、仕事の成果よりも 👉 「自分の疲れのサインを知ること」 がとても大切です。

例えば、 ✔ どのくらいパソコンを見ると疲れるか ✔ どんな業務(会議や電話対応など)が一番負担か ✔ どのタイミングで小休憩を挟むと回復するか

こうした「自分の体力・気力のゲージ」の減り方をつかむことで、👉 無理のない働き方(セルフコントロール) が見えてきます。


⑤ 働くこと以上に「生活リズム」を整える

復職を安定させるためには、仕事以上に 👉 「生活リズム」 が重要になります。

通勤するだけで、想像以上に体力を使います。 ✔ 決まった時間の起床・就寝 ✔ 3食の食事 ✔ 休日のしっかりとした休息

特に 👉 「休日は何もしないで、しっかり休むこと(予定を入れないこと)」 は、働くことと同じくらい大切な「仕事」だと思ってください。


⑥ 困ったときは「すぐ」相談

復職後に、 ✔ 体調がまた不安定になってきた ✔ 仕事のペースが早くてつらくなってきた ということは、決して珍しくありません。

そのときは、一人で抱え込まずに 👉 「早めに」相談すること が鉄則です。

✔ 主治医 ✔ 会社(上司・人事) ✔ 産業医 ✔ 病院や地域のPSW(相談員)

限界を迎える前に「少しペースを落としたいです」とSOSを出せることは、とても立派な自己管理能力です。


🌈 まとめ

復職は、不安があって当たり前のタイミングです。 でも、

  • 👉 元通りを目指さなくてOK(新しいスタートです)
  • 👉 段階的(慣らし勤務)に戻ればOK
  • 👉 焦りからくる「頑張りすぎ」に気をつける

という考え方を持つことで、少し肩の力が抜けるのではないでしょうか。

復職はゴールではありません。 👉 あなたが無理なく続けられる「新しい働き方」のスタート です。

焦らず、周りのサポートを頼りながら、あなたのペースで少しずつ進んでいきましょうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました